こんにちは。仙台の理容室・美容室ロイヤルです。
最近よく言われることが、「理容店は低料金店に押されて大変だよね・・・」とか理容店という仕事をしていることを気の毒そうな言い方をされたりします。
いわゆる普通料金で営業する手法が否定さている感じもします。
きつくも聞こえるかもしれませんが、それは大きな錯覚であり誤っていると思います。またそれをいっている方々は経済リテラシー(基礎知識)の低い方々だと思っております。
現実には低料金?店のほうがむしろ頭打ち状態になってきているのは、実あまり知られていないようです。
10分1000円カットは安く感じる、というのは錯覚だ!
なぜそうなのか?客観的で第三者的に検証してみたいと思います。まず料金面ですが、
10分1000円カット(いわゆる低料金 Aとします。)・25分1800円(いわゆる中料金 Bとします)・50分3500円(当店を含む従来からある理容店 Cとします)
A,B,Cを50分単価で考えてみましょう。
| 10分1000円カット Aとします | 25分1800円 Bとします | 50分3500円 Cとします | |
|---|---|---|---|
| 10分単価 | ¥1000 | ¥720 | ¥700 |
| 25分単価 | ¥2500 | ¥1800 | ¥1750 |
| 50分単価 | ¥5000 | ¥3600 | ¥3500 |
| 快感技術 (顔そり シャンプー マッサージ) の時間 | なし | 短い | 長い |
| 顧客対応 | 接客 | 接客 | 接遇 |
この表からいえることは50分単価で見た場合Aが一番高く、その次がB、一番安いのはCとなります。
じつはいわゆる低料金といわれている店が一番料金が高くて、普通料金といわれている店が一番「低料金」なのです。
では中料金理容店と普通料金理容店は?
では、BとCはさほど50分単位の料金は違わないじゃないか?と思う方もいると思います。
なにが違うのかというと・・・
- 快感技術にかける時間
- 顧客対応の違い
と私は考えております。
1の快感技術とは、「シェービング(お顔そり)や、シャンプー、マッサージ」のことです。
2の顧客対応の違いは、接客か接遇かの違いです。
接客とは、コンビニのように、マニュアルに沿った対応のことです。
接遇とは、旅館の女将のように、あしらいを伴った対応です。接遇の遇は、優遇の遇を意味してます。
具体的には・・・
髪型をどうするのかとう事務的な会話で終わるのは「接客」。
それにとどまらず、お客様のどんな話題に対してでも柔軟な聞き手にまわり、傾聴する姿勢が「接遇」です。
ただ、人によっては、時間を尊ぶ人(早く終わった方がいい)もいれば、快感技術や接遇(=ホスピタリティー)を尊ぶ人もおります。
そのほか、環境的要因(お店が立派か、そうでないか)もあったり、地理的要因、その他比べる要素はさまざまですし、価値観は十人十色です。
繰り返しますが見かけの料金が安いというのは実は「錯覚」であることは、上記に記した表で明らかです。むしろ反対に高料金であることを説明いたしました。
実際には無意識のうちに次の二つの価値を天秤にかけてお店を決めていると思います。
それは貴重な時間をとるか(割高料金・短時間施術)か、快感技術・接遇(割安料金・相応の時間は必要)をとるかです。
これはまるで、単位を分割して割高で売るコンビニ商法と、ロッド(単位)を設定して割安で売るスーパーマーケット方式の違いとよく似ております。
一時はコンビニは躍進しましたが、やがて頭打ちになり、うちの近所に於いてはコンビニの閉店が目立ち、スーパーマーケットが元気です。
別の視点からもマッピングをしてみると・・・(縦軸がずれて申し訳ございません)
見かけ上の 料金 (Price) 高
↑
① | ②
|
価値 低 -----------------------|----------------→ 高
(Value) |
③ | ④
|
低
この図からいえることは
①はCタイプの店で快感技術・お客様の対応その他も劣り、お客の減少に悩む店といえます。
②はCタイプの店で快感技術・お客様の対応その他も優れていて、繁盛している店といえます。
③はA,Bタイプの店で、快感技術・お客様の対応を重視する方は快感技術や接遇を短時間で行い、高価値と感じてもらうのは難しい。
④はA,Bタイプの店で、時間を節約したい方(短時間で終わったほうが何よりも高価値と感ずる訳ですから)。
当店は②のような店を指しているわけです。
どのファクター(項目)を尊ぶかはお客様の主観によって違うわけですからなんともいえません。私は決してAとかBを否定して言っているわけではございません。
繰り返しますが、一番言いたいのは「1000円カットは安いものだ!」と勘違いしている方々が少なくないように思います。
一番安い店とは、自分のニーズに合った店が一番安いこと。もっと砕いて言うと、値段は高くても、期待以上のサービスだった場合は安いといえます。
反対に、値段は安くても、期待以下だった場合は一番高い買い物(いわゆる安物買いの銭失い)となります。
さてあなたはどんな理容室を選びますか?
仙台の理容室・美容室 ヘアーステーションロイヤル 佐々木博之
